うつ病
うつ病は、気分の落ち込みや意欲の低下が続き、日常生活に支障をきたす病気です。ストレスや生活環境、体質などさまざまな要因が複雑に関係して発症すると言われています。うつ病は特別な人だけがなるものではなく、誰にでも起こりうる身近な疾患です。早期に適切な治療を行うことで、回復が期待できます。
主な症状
- 憂うつな気分や不安感が続く
- 何をしても楽しめない、興味がわかない
- 疲れやすく、体が重く感じる
- 集中力や判断力が低下する
- 睡眠リズムの変化(眠れない/過眠)
- 食欲の変化
- 「自分は価値がない」と感じる、自分を責めてしまう
これらの症状が 2週間以上続く場合は、うつ病の可能性 があります。
原因
脳内の神経伝達物質(セロトニンやノルアドレナリンなど)の働きの変化、ストレス、性格の傾向、身体疾患、生活リズムなど多くの要因が重なり合って発症します。
治療
うつ病は、脳の働きや生活環境、ストレスなどさまざまな要因が重なって生じる病気です。うつ病は「気の持ちよう」や「頑張り」で改善するものではなく、適切な治療を行うことで回復が期待できます。当院では、患者さんの症状や生活状況に応じて、複数の治療方法を組み合わせながら、無理のない治療を大切にしています。
1. 薬物療法
うつ病の治療では、脳内の神経伝達物質のバランスを整えるために、抗うつ薬などのお薬を使用します。お薬は「気分を無理に変えるもの」ではなく、低下している心のエネルギーを回復しやすい状態に整える働きをします。
- 医師が症状に合わせて適切な薬を選びます
- 効果を見ながら、少量から段階的に調整します
- 副作用についても丁寧に説明し、不安なく続けられるようサポートします
2. カウンセリング
ご自身の気持ちや困りごとを整理し、つらさに寄り添いながら支援する方法です。
「話をすること」自体が症状の軽減につながることがあり、回復の大切なステップとなります。
3. 認知行動療法(CBT)
うつ病では、考え方のクセや行動パターンが症状を維持してしまうことがあります。
認知行動療法は、物事の受け止め方や行動を一緒に見直し、少しずつ心が楽になる方向を目指す心理療法です。
4. 休養と生活リズムの調整
うつ病の回復には、休息が何より大切です。
無理な頑張りを続けると、回復が遅れてしまうことがあります。休養を行いながら、睡眠や食事、活動のリズムを整え、職場や学校への復帰は段階的に行います。
5. 入院治療
症状が強く、集中して薬物調整を行う必要がある場合や、日常生活が難しい場合、安心して休息をとれる環境が必要な場合は、入院治療を行います。
当院の治療方針
当院では、患者さんの気持ちに寄り添いながら、「その人らしさ」を大切にした治療を行っています。
つらさを一人で抱え込まず、どうぞお気軽にご相談ください。
